「すごい先生」
めっきり 寒くなりましたね。 皆さん、体調はいかがですか?。
近くの駅の大きなクリスマスイルミネーションを見ると、
「もう 12月なんだなァー また1つ年を取る」 等と思ってしまいます。
でも、そんな淋しい事を言ってられない方にお会いしました。(と言っても、TVの中ですけれど・・・。)
昨夜、何となく切り替えたTV番組を見ていたら結構面白そうだったのでず~~~っと見てました。
そしたら、聖路加国際病院の事が話題にあがったので 「あっ 細谷先生がいらっしゃる病院だ」 と
思って引き込まれるように見ていたら、出られたんです。 その先生が
つい先日、幕張メッセで講演され 「今日は良い講演だった」 と皆さん感動されていた
日野原重明先生だったんですよ。
私はメッセでの先生の講演を聴くことが出来なかったのですが、 「こんな先生よ」 と
名前だけは存じていたのですが、実際にお会いしたことがなかったので、
どんな方かも知りませんでした。 (スミマセン)
でも、本当にすごい先生なんですね。
ご自身の若い頃の苦い経験から 「全ての患者を受け入れる病院を作る」 との信念で
今の立派な病院を建てられ、当時 ”ホテルのようなロビー”、”立派すぎる礼拝堂”などと言われ、
しかし、そこにはいたる所に酸素吸入装置が付けられていたのです。
1995年3月、あの13年前の 「地下鉄サリン事件」 で陣頭指揮に当たられていたのが
日野原先生でした。
当時、広すぎたロビーと礼拝堂は患者さんでいっぱいになり、1つの病室となり、建物が活かされました。
そして約1200名の先生、医療スタッフが休み返上で、皆一丸となり、サリン事件の被害を
くい止められたのです。
60年前の誓い、胸にきざんだ想い、それが 「全ての患者を受け入れる病院を作ってみせる」 だったのです。
聖路加病院が受け入れた被害者の数は640名だったそうです。
その後、教訓をふまえ緊急時にそなえた 「災害対策マニュアル」 を作成。 たたかった医療チームは
欧米におけるテロ対策の規範となったそうです。
最後に、先生の言葉で
「世の中、世界の動きは1人だけでは出来ないという事、何かを実行する時は、1つのシステムを
作って、そのシステムの元に皆が行動するように誰かがドライブをかける活力、そして情熱」 と しめくくっておられました。
噂には素晴らしい先生とは伺っていましたが、本当に感動しました。
長くなりましたが、私の感動話でした。
( 今となっては遅いけど、先生の講演を聴きたかったナ・・・ ) ボヤッキ――です。
OKAJI 2号
2008/11/29 12:58 | 未分類 | COMMENT(2) | TRACKBACK(0) TOP